依存症治療に興味のある看護師に向けて、依存症の種類や治療法、転職に役立つ情報を紹介していきます。依存症治療は長期に渡るケースが多く、患者に寄り添いながら諦めずに治療を続けていく姿勢が必要です。具体的な症状や依存症に陥る流れなど、治療に携わるにあたって必要な知識を押さえておきましょう。依存症治療を行う医療機関に転職する際は、転職エージェントを活用してください。
アルコールを常習的に摂取することで、飲酒のコントロールが効かなくなる状態がアルコール依存症です。最初は少量でもだんだん量が多くなり、そのうち精神依存が生まれます。アルコールを摂取している状態が普通となり、体内のアルコール濃度が下がった際には離脱症状が起きます。飲酒を優先させる生活に陥ると、様々な問題が生じます。本人だけではなく周囲にも影響が及ぶ、慢性的かつ進行性の病気なため、早期の発見、治療が必要です。
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大麻や覚せい剤などの違法薬物の使用者のほとんどは、「少しだけなら」という軽い気持ちで手を出します。しかし、違法薬物の依存性は非常に高く、結果的に何度も使用することになり、薬物依存症に陥ります。また、処方薬や市販薬の依存も薬物依存症に含まれます。薬物の効果が切れると薬物のことしか考えられなくなり、行動原理が「薬物を手に入れるために」という状態になります。その結果、問題行動を繰り返すようになり、心身が壊れていきます。
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依存症に関する相談機関を紹介します。依存症の治療は非常に困難であり、本人や家族だけの努力では克服できないことがあります。周囲が専門機関に行くことをすすめても本人が拒否するケースも多いです。取り返しのつかないことになる前に、身近な人に依存症の疑いがある場合は早めに相談してください。「保健所」や「精神保健福祉センター」は専門職が在籍している相談機関です。本人だけではなく家族からの相談にも対応しています。
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